karama



各業界に新商品等の展示会がありますよね。エクステリアにおいてもEXEや、商社ごとの展示会などもあり、デザイナー等が見に行きます。 植物の業界にも展示会があり、先日見て回りました。通常は多くの来場者に見てもらえるように幕張や、ビッグサイト等アクセスの良い都心で行われることが多いですが、今回周ったのは、涼しいというより、寒いぐらいの凛とした空気の「八ヶ岳」冷涼な気候で蒸れによるダメージを受けにくく、生産者さんも多く集まっている地です。

こうゆう展示会に出向く目的はin put。新商品を知ったり、直接実物を見る事で、質感などカタログでは伝わらない部分も感じ取り、引き出しを増やすことができます。いくつかの品種は頭の引き出しに入れてくる事ができました。 そしてもう一つ大きな目的は出会いと情報交換。 出会いから一気に物事がうまく進むことも多々あります。 

園芸業界はお世辞にも勢いのある業界とは言えません。様々な要因があると思いますが、情報が多く、好みの多様化も原因だと個人的には思っています。何をやっても昔よりもマーケティングを小さい規模で行うようになってくるのかと思います。こんな時は丁寧に多様化した好みを拾っていくか、「素材」と「道具」を全部集めてエンドユーザーに選択を任せるか、小さい規模でも専門性を出して徹底的に掘り下げるか・・・・などになってくると思います。 

会場で様々な立場の関係者の方と話をして感じた事は、上記とは実は別の方法をとりたいんだと感じました。
それは、エンドユーザーみんなに、メニューを掲げてスタイルを提案する。つまり、「こっちにこんな素敵な
暮らし方があるよ!こんなに気持ち良い植物との付き合い方があるよ!」と旗を掲げ、正当に需要を創生したいんだと。多様化した好みのみんなに検討してもらえるようなメニュー提案。普通に考えればこれはメーカーさんでも生産者さんでも、もちろん市場さんでもなくエンドユーザーと直接触れている「小売店」のやるべきことだと思います。私は小売店にいたし、今も良くガーデンセンターやホームセンターにも顔を出すので、わかりますが、小売店は実はここが得意ではありません。小売店でのお客様との付き合い方は、ライフスタイルを汲み取れるほど深くないのです。 浅く広い付き合いなのです。 そうゆう意味では八ヶ岳フラワートライアルの来場者の中では稀な存在でしたが、半分以上ユーザーマインドの私たちデザイナーもメニュー作りに入っていっていいのかもしれないと感じました。

活動量は今のところ限られてしまうけれど、ボタニアンの挑戦したいミッションは様々なところにありそうだと感じたフラワートライアルでした。



botanian  有福